気持ちとスキル
「コミュニケーション、マナーはまず気持ち・心が大切。」
本当にそうですね。
相手の立場に立てる気持ち、思いやりが何よりも重要。
「だから、小手先のノウハウやスキルで何とかしようというのは
違う」
本当にそう・・・ですね・・・?
でも、私はいつもここでちょっとクビを傾げてしまうのです。
たとえ、
小手先のノウハウやスキルで何とかしようとしている
人がいても、何もしないよりいいんじゃないかと・・・
そう思ってしまうんです。
例えば、嫌いな先輩がいて、
でも、その先輩と仕事しなくてはならなくて、
といった状況で、
全然、その先輩をいいと思っていないんだけど、
仕事を支障なくやらなくてはいけないから、
『心にも無い』相手を認める言葉を言ったりする場合。
この言葉には心は無いですよね。
良いことを言えば(ヨイショすれば)、
何とか支障なく仕事ができる。
だから、言っているだけなんですから。
でも、それで2人の関係が良くなって、
その人が仕事がしやすく、ストレスが無くなるのなら、
それもありかなぁと思ってしまいます。
最初はうそで言っていた認める言葉も、
2人の距離が縮まったら、本当に心から言える言葉に
なる可能性もあります。
特に、若い人たちは経験値が少ないから、
心を込める、思いやるって、
具体的にどうしたらいいかわからないことが多くて、
だから、ノウハウ本に頼ることになってしまう。
最初はそれでもいいかなって私は思います。
ただ、ノウハウ本通りにいかないときに、
(だいたい、現実はマニュアル通りにいかない)
きちんと学習して、自分のものにすることが
できればいいと思います。
マニュアルにない、ノウハウ本に無いことは
対処できないではなくて、
そこで、考える力、アレンジできる力があれば
いいんだと思います。
「スキルより、心が大事」
その通りです。
でも、心を育てるのにはスキルも
必要な場合があると思っています。
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