「日常生活からの気づき」第96号
【受け取り方】
80年代の音楽を聴きながら、
研修講師として、勉強を始めた頃を思い出していました。
先輩にこんなことを言われました。
「例を出す時は、その職場・業種にあった例を言うように」
何か説明をする時に、
『例えば・・』と例を出すことがありますね。
そのたとえ話を職場・業種にあったものでと言われたのです。
「そうか。自分の職場・業種にあった例だったら、
イメージしやすいし、わかりやすいから、そうするんだな。」
と思っていたのですが、
さらに、聞いてみると、実はもう1つ理由が。
行政の方たちに民間の企業の例を出したり、
企業の管理職の方たちに、学生の例を出したりすると、
参加者の方の中には、
プライドが傷つけられたと感じる人がいるのだそうです。
簡単に言ってしまうと、
「民間と同じにするな!」
「学生と同じにするな!」という感じに受け取る人も
いるということです。
それによって、研修自体に不満を持たれる可能性もあり・・・
この話を聞いたときに、
たとえ話が、自分の日常に無いことだと、
イメージしにくいなと思うことはあっても、
これでプライドが傷つけられたと感じることは、
私には無かったので、
ちょっとびっくりしたことを覚えています。
いろんな人がいて、
さまざまな受け取り方があります。
研修講師として、
参加者に抵抗無く話を聞いてもらうことは
とても大切なことです。
そして、日常生活でも重要だと思います。
相手が受け取りやすい表現がどれだけできるか、
これからも心がけていきたいと思います。
*今回の「声のメルマガ(音声版)」は
お休みさせていただきます。
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