「日常生活からの気づき」第63号
*今週の「声のメルマガ」はお休みとさせていただきます。申し訳ございません。
【聴く】
この間、
「話を聴いてもらえなかったなぁ」と感じる体験をしました。
でも、
「自分の話ばっかりして、相手が話すチャンスを与えない」
「相手が切り出した話を奪って話す」・・・
ということではありません。
私はちゃんと自分の話を話していましたし、
傍から見れば、
「聴いてもらってたじゃない?」と思われるような
感じだったかもしれませんが、
話している私は、そう感じていませんでした。
どんな聴き方だったのか?
人の説明を一通り聴く前に、
自分が疑問に思ったことを、
その場でどんどん質問される方だったんですね。
その結果、話が本筋からそれていってしまい、
伝えたかったことが伝えられなかったという結果に
なってしまいました。
このように、
自分では話を聴いているつもりでも、
相手には「聴いてもらえなかった」、
と感じられてしまう聴き方があります。
他には、
これからのシーズン、良く目にする光景ですが、
話をしている最中に
「次、お酒何にしますか?」など、料理や、お酒などの
オーダーをとってしまう人。
本人は気を遣っているつもりなのかもしれませんが、
話している人からすれば、あまりいい気分ではありません。
最後まで相手が話さないうちに、
アドバイスや自分の考えを話しはじめてしまう人。
これも、あまりいい気分ではありません。
「聴く」という行為は本当に奥が深いなと思います。
そして、同時に「聴く」という行為は怖いなぁとも思います。
「この人、話を聴かないなぁ」と思うと、
その人には、自分の話をしなくなってしまうからです。
毎回、最後まで話させてもらえなかったら、
もういいや!ってなっちゃいますよね。
心を閉じてしまう。
コミュニケーションを親密に取りたいと思う相手
子供、部下、パートナー、自分にとって大切な人・・・・
彼らの話を、最後まで口をはさまず聴き、
気持を受け取ることから始めましょう。
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