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2006/08/01

「日常生活からの気づき」第44号

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*音声版と本文は同内容です。

【何でもあり!】

岐阜県郡上市で毎年この時期に行われている
郡上踊りが大好きです。

親戚が郡上にあることもあり、
小さい頃から踊っていました。
特に、お盆の時期に行われる徹夜踊りには
友人を誘ってかかさず行っていました。

郡上踊りの魅力って何だろう?

踊りの輪を見ていると、
いろんな踊り方をしている人がいます。
うっとり見とれてしまうようなきれいな踊り方、
周りをみようみまねでなんとか踊っている方、
少し、自分なりのアレンジを加えて踊っている方、
本当に様々です。

ある年、こんなこともありました。

徹夜踊りの最中、真夜中にザーッと大雨が
降った事がありました。
それでも、みんな、もう半分やけくそで、
踊り続けています。

その時、お囃子を歌っている方が、
この大雨の中でも踊っているみんなのことを
即興で入れて歌詞を作り、大いに盛り上がったことが
ありました。

この自由さが魅力の1つなのかもしれないなと思います。

伝統だから、
こう踊らなきゃいけない。
こう歌わなきゃいけない。
というのが、いい意味でゆるい。

もちろん、踊りの保存会の方たちは、
伝統を維持するために
きちんとした踊り、歌を守っていらっしゃいます。

でも、それ以外の一般の方たちに、
その「きちんとした」というのを押しつけようとはしない。

きちんとしなくてもいい。
うまくなくてもいい。
いい意味で、何でもあり。

そんな雰囲気が踊りの輪にもでているので、
初心者の方も「ちょっとやってみようかな」と思い、
楽しめることができるのでしょう。

この「何でもあり!」というとらえかたは、
様々な場面で活かすことができそうな気がしました。

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